カリウム(検査)

カリウムとは??

カリウムは野菜や果物に含まれるミネラルの一種です。

腎臓の障害が起きると、尿からカリウムが排泄されなくなり、体内にカリウムが溜まります。

カリウムが身体に溜まりすぎると、突然死を引き起こす不整脈・心停止が起きる可能性が起きて注意が必要です。

個別差はありますが、カリウムの値が5.5mEq/L以上になると不整脈・心停止の可能性が出てきて、6.5mEq/L以上になると危険性が更に上がります。

高カリウムの症状・検査

症状としては以下のようなものが挙げられます。

息切れ(19.8%)、脱力(18.6%)、意識障害(7.8%)、失神(5.4%)、無反応(4.2%)、その他(43.1%)

心臓の波形を調べた時に異常な波形がでることがあり、その際は緊急での対応が必要になります。

症状、心電図、採血データーをみて適宜治療方針を決めていきます。

カリウムを貯めないために

カリウムを貯めないためには、「摂取するカリウムを減らす」か「カリウムを腸から吸収しないようにする薬を飲む」の2種類の方法があります。

院長
院長

当院では後者をおすすめしてます。理由は後で書きます!

摂取するカリウムを減らす

カリウムがよく含まれる食事として、レンコンやカボチャなどの野菜類、バナナなどの果物、干し椎茸、芋類、豆類などがあります。

野菜であれば、茹でこぼしてから食べてもらうなどの工夫をします。

院長
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カリウムを減らすためには食事の知識が必要であり、当院で管理栄養士による栄養指導を行っております。

カリウムをおさえる薬を飲む

腸でのカリウムの吸収を抑えて、血液中に貯まらないようにする薬「カリウム吸着薬」を飲んでもらいます。

カリメート、アーガメイトゼリーの薬がこれらに当たります。

時折、カリウム吸着薬で便秘など腸の状態が悪くなる方がいらっしゃいます。

院長
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ちなみにそろそろ発売されると新薬はキレが良く、飲みやすいと言われており、今後野菜・果物制限が要らなくなると腎臓内科医の間で話題になっています。また公開情報が出たら、記事書きます。

何故、食事制限をすすめないか

個人的には、薬を飲んでもらって、食事制限をしない作戦を患者さんに勧めています。

理由は、薬を飲んででも、野菜や果物に入っている食物繊維やビタミンを極力を摂ってほしいからです。

腎臓病の患者さんは高齢者が多く、過度な食事制限は体力を失います。

ただでさえ、塩分制限・タンパク制限を強いられている中で野菜・果物を制限されてしまうと、結局何を食べたら良い分からずノイローゼになってしまう患者さんは一杯います。

また、カリウム制限をした弁当も宅配するサービスも委ねるのも手です。実際、私の外来の患者さんでも夕食を宅配弁当にしてカリウムのコントロールが良くなった患者さんが結構います。

院長
院長

薬を飲んででも食事を減らさないほうが良いと思っています。

カリウム自体は腎臓に悪くない

腎臓病の患者さんで多く勘違いしている人がいるのですが、カリウムそのものは腎臓を障害しません。逆に血圧コントロール、骨を強くする効果も期待出来ます。

腎臓病の患者さんには、『カリウム=悪』というイメージがある方が多いのですが、普通に食生活をしていてカリウムの値が問題にならない腎臓病の初期の患者さんには、野菜・果物制限はしない方が良いと思っています。

腎臓病だと一律に野菜・果物制限を指導する栄養士さんが多いのですが、個人的に明らかなに間違っていると思います。

定期的に採血をしてカリウムの値をみて、適切な野菜・果物の摂取量を医療従事者と患者の間で決めていく必要があると思います。

院長
院長

ここ勘違いしやすい所なので要チェックです!

遠慮なくお問い合わせください

赤羽内科・腎臓内科では、「透析予防」のために早期の発見・治療が出来るように診察させて頂いております。何かご不明なことがあれば遠慮なく、お問い合わせください。

院長
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透析予防の腎臓医療は当院にお任せください。赤羽内科・腎臓内科のホームページはこちら。

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