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豆乳

豆乳について

豆乳には、たんぱく質や鉄、カリウム、マグネシウム等が含まれています。

豆乳に含まれている大豆たんぱく質は、私たちの体に必要な必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。

また、豆乳に含まれている非ヘム鉄は、肉や魚等に含まれているヘム鉄よりも吸収率が低いため、吸収率を高めるビタミンCやたんぱく質と一緒に摂るのがおすすめです。

豆乳には無調整豆乳、調整豆乳、豆乳飲料があります。

無調整豆乳は、大豆以外の原料を使用していないものをさします。

調製豆乳は、豆乳に植物油脂や砂糖、塩などの調味料を加えて飲みやすくしたものです。

豆乳飲料は、調製豆乳に果汁やフレーバーなどで味付けをしたものです。

それぞれ栄養成分が異なるので、購入する際は栄養成分表示を確認しましょう。

 

栄養成分(100g)

成分

無調整豆乳

調整豆乳

糖質(g)

2.9 4.5

脂質(g)

2.0 3.6

タンパク質(g)

3.6 3.2

リン(mg)

49 44

リン/タンパク質比

13.6 13.8

カリウム(mg)

190 170

食塩相当量(g)

0.0 0.1

エネルギー(kcal)

44 63

日本食品標準成分表2020年(八訂)より

 

腎臓病患者さんの食べ方のポイント

豆乳を飲む際は、たんぱく質とカリウムの量を確認しましょう。

豆乳飲料のカリウム量は無調整豆乳や調整豆乳よりも少ないですが、デザートや間食として飲むにはたんぱく質が多いので、注意が必要です。

また、無調整豆乳は、牛乳と比較するとリン/たんぱく質比は低いですが、カリウム量はやや多めです。

「牛乳の代わりに豆乳を…」と考えている方もいらっしゃるかと思いますが、豆乳にも腎臓病患者の方が気をつけるべき栄養素が含まれているので、飲む際は主治医に相談することをおすすめします。

 

腎臓病患者さんのおススメレシピ①

豆乳みそスープ

材料(2人前)

  • 無調整豆乳…100mL
  • にんじん(皮を剥いたもの)…40g
  • 長ねぎ…20g
  • にら…10g
  • もやし…30g
  • とうもろこし(冷凍)…20g
  • にんにく…5g
  • しょうが…5g
  • ごま油…小さじ1/2
  • みそ…小さじ1
  • 鶏がらスープの素…小さじ1/2
  • 水…100mL

大まかな所要時間
15分

手順

  1. にんじんは千切り、長ねぎは小口切り、にらは1cm程度に切る。
  2. にんにくとしょうがはすりおろす。
  3. 鍋に水を入れて沸騰させたら、1ともやし、とうもろこしを入れて5分ゆでる。ゆであがったら水けを切る。
  4. 鍋にごま油と2を加えて弱火にかけ、香りがしてきたら3を加えてさっと炒め、水と鶏がらスープの素を加えて煮立たせる。
  5. 沸騰してきたら火を止め、豆乳とみそを加えてよく混ぜ合わせる。
  6. 再び弱火にかけ、温まったら器に盛り付けてできあがり。

【1人分】

エネルギー:61kcal たんぱく質:3.3g カリウム:230mg

リン:55mg リン/たんぱく比:16.7 食塩相当量:0.4g

ひとくちメモ

汁の量を少なくしたことで、薄味にせずに食塩相当量を抑えました。

みそラーメンのような味で、豆乳を入れたことでマイルドな味わいになりました。 

もちろん豆乳なしでもおいしくいただけるので、たんぱく質制限をしている方にはおすすめです。

 

腎臓病患者さんのおススメレシピ②

レンジで簡単!きのこと豆乳の具沢山茶碗蒸し

材料(2人前)

  • 無調整豆乳…100mL
  • 卵…1個
  • しいたけ…1個
  • 長ねぎ…40g
  • 料理酒…小さじ1
  • 顆粒だしの素…小さじ2/3
  • ごま油…小さじ1/2

大まかな所要時間
15分(冷やす時間を除く)

手順

  1. しいたけは薄切り、長ねぎは小口切りにする。
  2. 鍋に水を入れ、沸騰したら1を入れて5分程度煮る。煮えたら水けを切る。
  3. ボウルに卵、料理酒、顆粒だしの素、ごま油を入れてよく混ぜ合わせる。よく混ざったら、無調整豆乳を加え、さらに混ぜ合わせる。
  4. 耐熱容器に2と3を入れ、ふんわりとラップをかけたら300Wの電子レンジで5分程度加熱する。
  5. 卵液がしっかりと固まればできあがり。

【1人分】

エネルギー:84kcal たんぱく質:5.7g カリウム:185mg

リン:80mg リン/たんぱく比:14.0 食塩相当量:0.3g

ひとくちメモ

材料を混ぜ合わせ、電子レンジで5分間加熱するだけの簡単茶碗蒸しです。

口当たりが良く、軽く食べられるので、食欲がないときや朝食に食べるのがおすすめです。

 

最後に

あれもだめ、これもだめと悩んでいる腎臓病の患者さんを多くみかけます。

じんぞうの学校のブログでは腎臓病の方でも食べやすい食事のレシピを一部公開しています。

ご興味がある方は以下のリンクをご参照ください。

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