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りんご

りんごについて

りんごには、主に炭水化物やビタミンCが含まれており、特に食物繊維が豊富です。

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類あります。

水溶性食物繊維は水に溶けやすい性質があり、小腸での栄養素の吸収速度を緩やかにする、食後の血糖値の上昇を抑えるなどの働きがあります。不溶性食物繊維は水に溶けにくい性質で、水分を吸収して便を増やし、腸の運動を盛んにする働きがあります。

りんごには両方の食物繊維が含まれています。健康維持のために、間食などで摂ると良いでしょう。

 

栄養成分(100g)

成分

水さらし

ゆで

糖質(g)

14.3

記載なし

記載なし

脂質(g)

0.3

記載なし

記載なし

タンパク質(g)

0.2

記載なし

記載なし

リン(mg)

12

記載なし

記載なし

リン/タンパク質比

60

記載なし

記載なし

カリウム(mg)

120

記載なし

記載なし

食塩相当量(g)

0.0

記載なし

記載なし

エネルギー(kcal)

56

記載なし

記載なし

日本食品標準成分表2020年(八訂)より

 

腎臓病患者さんの食べ方のポイント

腎臓病患者の方が果物を食べるときに気にしていただきたい栄養素は、カリウムです。

りんごにももちろんカリウムは含まれていますが、可食部100g当たり120mgと他の果物と比較するとやや少なめです。

また、水さらしやゆでこぼしをしやすいので、調理方法によってはカリウムを減らすことができると考えられます。

カリウム制限をされている方は、りんごを生で食べる場合は水さらしを、それ以外の場合はコンポートのように煮るのがおすすめです。

 

腎臓病患者さんのおススメレシピ①

りんごとたまねぎのソース

■材料(4回分)大まかな所要時間:20分

  • りんご(皮つき)…50g
  • たまねぎ…50g
  • サラダ油…小さじ1
  • しょうゆ…小さじ1
  • 穀物酢…小さじ1
  • 水…大さじ2
  • 黒こしょう…少々

■手順

  1. りんごを皮付きのままくし切り、たまねぎはみじん切りにし、水に10分程度つける。
  2. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱したら、水けを切ったたまねぎを入れてあめ色になるまで炒める。
  3. りんごは水けを切ってすりおろす。
  4. 2にすりおろしたりんごを入れてよくかき混ぜながら2~3分炒める。
  5. しょうゆ、穀物酢、水、黒こしょうを加えて混ぜ合わせたら出来上がり。

【1回分(約大さじ1杯)】

エネルギー:21kcal たんぱく質:0.2g カリウム:33mg

リン:7mg リン/たんぱく比:35 食塩相当量:0.2g

ひとくちメモ

りんごは生で食べるイメージがありますが、意外とソースやドレッシングにしてもおいしくいただけます。

今回は、りんごの甘味とたまねぎのうま味が強いので少しの塩分でも満足感があるレシピになっています。

塩分制限している方や減塩に取り組んでいる方におすすめです。肉や魚のソテー、ゆで野菜などにかけたり、ポテトサラダに混ぜたりしてお召し上がりください。

りんごは皮つきと皮なしでカリウムの量はそれほど変わりません。皮つきの方が食物繊維が摂れますが、りんごの皮が苦手な方は剥いてください。

 

腎臓病患者さんのおススメレシピ②

りんごのゆずはちみつマリネ

■材料(1人前)大まかな所要時間15分

  • りんご(皮つき)…100g
  • ゆず果汁…小さじ1 
  • はちみつ…小さじ1/2
  • ゆずの皮…少々

■手順

  1. りんごは銀杏切りにし、水に10分程度浸す。
  2. ゆずの皮を千切りにし、ゆず果汁、はちみつと一緒にボウルに入れてよく混ぜる。
  3. 2に水けを切ったりんごを加え、混ぜ合わせたら皿に盛り付けて出来上がり。

【1人分】

エネルギー:68kcal たんぱく質:0.2g カリウム:130mg

リン:13mg リン/たんぱく比:65 食塩相当量:0.0g

ひとくちメモ

今回はゆずを使用しましたが、レモンでもおいしくいただけます。お好みに合わせて変えてみてください。

カリウム制限をしている方は、手順1で水さらしをしたあと、5分程度ゆでるのがおすすめです。

 

腎臓病のレシピ集

あれもだめ、これもだめと悩んでいる腎臓病の患者さんを多くみかけます。

じんぞうの学校のブログでは腎臓病の方でも食べやすい食事のレシピを一部公開しています。

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