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玄米

玄米について

玄米には主にマンガンやビタミンB1、食物繊維などが含まれています。

マンガンは、骨の発育や糖脂質代謝、運動機能などの多くの酵素反応に関わっています。

玄米はぬか部分にミネラルやビタミンB群、食物繊維が豊富に含まれているため、精白米に比べると多くなっています。

また、カリウムやリンもぬか部分に多く含まれています。

 

玄米は浸水から炊き上がるまでかなりの時間を要するため負担に感じやすいですが、パックご飯として売られているものもあります。

炊飯の手間がかからないので、すぐに食べたい方にはおすすめです。

 

栄養成分(100g)

成分

玄米(めし) 白米(めし)

糖質(g)

34.2 35.6

脂質(g)

1.0 0.3

タンパク質(g)

2.8 2.5

リン(mg)

130 34

リン/タンパク質比

46.4 13.6

カリウム(mg)

95 29

食塩相当量(g)

0.0 0.0

エネルギー(kcal)

152 156

日本食品標準成分表2020年(八訂)より

 

腎臓病患者さんの食べ方のポイント

玄米にはカリウムやリンの量がかなり多く含まれているため、制限されている方は控えるのが良いでしょう。

制限をされていない方でも毎食ではなく週に2~3回にする、玄米だけのご飯ではなく白米と玄米を2:1の割合で炊いたご飯にするなど、食べる頻度や量を調整する必要があります。

どうしても食べたいという方は、一度主治医に医師に相談しましょう。

また、炊飯時に食塩を入れると食べやすくなりますが、余分な食塩を摂ってしまうことになります。

食塩の量が気になる方は、食塩相当量の少ないパックご飯を選ぶのがおすすめです。

 

腎臓病患者さんのおススメレシピ①

玄米チャーハン

■材料(1人前)大まかな所要時間:20分

  • 玄米ご飯…160g
  • 卵…1個
  • レタス…30g
  • にんじん…20g
  • ねぎ…20g
  • にんにく…2.5g
  • しょうゆ…小さじ1/2
  • 鶏がらスープの素…小さじ1/2
  • ごま油…小さじ1

■手順

  1. レタスとにんじんは1㎝角に、ねぎは小口切りにし、それぞれ水に10分程度つけたら水けをよく切る。にんにくはみじん切りにする。
  2. 卵をよく溶き、玄米ご飯としょうゆ、鶏がらスープの素を入れてよく混ぜる。
  3. フライパンにごま油とにんにくを入れ、弱火にかける。にんにくの香りがしてきたらねぎと人参を入れて炒める。
  4. 3に2を入れて、パラパラになるようによくかき混ぜながら炒める。
  5. 皿に移し、黒こしょうをかけてできあがり。

【1人分】

エネルギー:377kcal たんぱく質:12.0g カリウム:410mg

リン:330mg リン/たんぱく比:34.2 食塩相当量:1.2g

ひとくちメモ

1品で主食・主菜・副菜を摂れるチャーハンです。

今回は市販のパックご飯を使用しました。

ぬかの臭みがなく、炊飯器で炊いたご飯よりもやわらかいので食べやすいです。

カリウムの量が気になる方は、白米の割合を増やしたご飯(白米と玄米の割合が2:1)を使用しましょう。

 

腎臓病患者さんのおススメレシピ②

玄米おはぎ

■材料(2人前)大まかな所要時間:10分

  • 白米入り玄米ご飯…100g(白米と玄米の割合が2:1で炊いたもの)
  • 黒すりごま…大さじ1と1/2
  • 砂糖…小さじ1

■手順

  1. 白米入り玄米ご飯は温かいものを使用する。ポリ袋に入れて軽くつぶす。
  2. 1を俵型に形を整え、皿に置く。
  3. 黒すりごまと砂糖を混ぜ合わせ、2に全体的にまぶしてできあがり。

【1人分】

エネルギー:98kcal たんぱく質:1.9g カリウム:48mg

リン:65mg リン/たんぱく比:25.3 食塩相当量:0.0g

ひとくちメモ

残ったご飯でできる簡単おやつです。

あんこやきなこよりもたんぱく質やカリウムを抑えられるごまを使用しました。

あんこを使用したい場合は、こしあんを使うとつぶあんよりもたんぱく質やカリウムを抑えられます。

 

腎臓病のレシピ集

あれもだめ、これもだめと悩んでいる腎臓病の患者さんを多くみかけます。

じんぞうの学校のブログでは腎臓病の方でも食べやすい食事のレシピを一部公開しています。

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